小太郎ぶろぐ

廊下を歩き、左右の部屋の電気を消して歩く父親。

ふと、電気を消した暗がりの中で、何者かが動く気配。

声をかけても返事はなく、姿も確認できずに、歩き去ろうとすると再び気配。

父親を怖がらせようとイタズラする息子。出てくるタイミングが絶妙すぎる。

コップやお皿を用意する手付きも、水を注いだりミルクを用意したりする手付きも、まさしくプロのバーテンダー。

かわいい我が子にバーテンダーとしてミルクを用意する父親。

赤ちゃんはバーテンダーなんて知らないだろうけど、サービス精神旺盛なパパがいろいろ楽しませてくれるのはいい事。

まだ幼い息子にとって、父親は肉体的にも精神的にも強大で、到底かなわない偉大な存在。

それでもいつの日か、息子が父親を越えていく日はやってくる。

父親にとっても、それは嬉しいことなのだと思いたい。

息子が運転する車で、親子2人でのドライブ中に、車内でかかっているのが誰の曲なのか聞く父親。

何気なく投げかけた質問の答えは、息子の「オレの曲だよ」というもの。

誰の曲なのかを聞いたってことは、息子の曲だと知る前から気に入ったということ。

これは親子ともに嬉しい瞬間。

うまく話すこと、指を器用に動かすことが困難な遺伝子疾患を持つ娘、エヴァちゃんのために父親が自作した、「ゼルダの伝説　ブレス・オブ・ザ・ワイルド」を簡単に操作できるゲームコントローラー。

押しやすい大きなボタンがいくつも並んでいて、ボタンを押すとそれぞれに対応した機能を使うことができる。

最高の笑顔になっている彼女を見ると、これこそ技術の正しい使い方だと思えるね。