
体の表面に梅の花のような突起があることからその名が付いた、体長80センチほどになる大型のナマコ、アデヤカバイカナマコ。
太くて長くて健康的なウンチを豪快に解き放つインパクトがスゴいけれど、このウンコは生態系にとって需要な役割を果たしている。
このナマコはたくさんの触手で砂を拾って口に詰め込み、砂の中の有機物を消化して、キレイになった砂を排出する。
砂がキレイになることで藻類の発生を防ぎ、酸素不足で魚が窒息することがなくなる。
また、ウンコはアルカリ性なので、海洋酸性化の影響からサンゴ礁を守っている。
サンゴと魚が豊富な海にとっては、ナマコにたくさんウンコしてもらうほうが良いのだね。
【関連】
【いろんなナマコ】 | 美ら海だより | 沖縄美ら海水族館
メドゥーサの頭を持つナマコ最大種、オオイカリナマコ。7メートルの大型個体をグレート・バリア・リーフで発見
触手を動かしムシャムシャ食べる。ナマコのお食事風景がすごい
危険を察すると肛門から中へ。ナマコの体内に隠れ潜むカクレウオ
この記事へのコメント
※コメント欄が表示されない場合、ブラウザの設定やアドオンを確認してみてください。
※URLや特定の単語を含むコメントはすぐに反映されず、確認後に公開されます。