小太郎ぶろぐ

効果音は、物をいじる音を録音するという、昔も今も変わりがない手法ですね。
効果音を作る人を英語でFoley Artistと言いますが、エンドクレジットでもかなり後ろのほうに出てきます。効果音は映画でとても重要なのに、しいたげられていて可哀そう。

こういうの大好きやわ

現代の音効はリアルのサンプリングが多いんじゃないかな。
靴の音なら実際の靴の音、カエルの声なら実際のカエルの声を録って使うのが普通だと思う。それを全然違うものでデフォルメして再現する発想力は凄い。
それに面白いのは、スタジオで鳴っている音と映画で使われている音がかなり違うこと。
どんなマイクをどこに設置してどう録音するかで、耳で聞く音とは全く違う音が録れるし、さらに再生速度も変えることで印象がガラッと変わる。完成形をどうやって想像してこのやり方を編み出したのやら。

>>3
それは事実なんだけど、現実の音を映像に持ってくると逆にフィクションとしてのインパクトがなくなっちゃうものも多いんだよね。
例えば、剣と剣を打ち合わせる音って、大体の人は「キィン！」ってのを想像しがちだけど、実際にやると「コォン！」っていう音になっちゃうのが普通。
剣の風切り音も「ピウッ！」ってのを想像するのが普通だけど「フォン！」ってなるのが普通だからね。
骨折の音もリアルでは「ボキイッ！」って音なんてしないのが普通だしね。
カートゥーンアニメとかアクション映画だと現実以上にフィクションの要素で音を強調するってのはあるから、リアルの音よりも「視聴者が期待する音」ってのに近づけるのは今でも多いはずだよ。