信号なんていらんかったんや!という車社会を実証したイギリスの町、ポイントン車も歩行者も信号機によって制御され、効率的かつ安全に整備された現代の車社会は本当に正しいのか?という疑問に答える一例がこちらの動画。

イギリス中部、マンチェスターの南に位置する町、ポイントンで実施されている「共有空間道路計画」は、信号機や道路標識を排除し、道路上のラインも排除するという、かなり挑戦的な道路計画。
交差点には2つの円形広場があり、車たちは互いに譲り合いながらゆっくりと進路へと進んでいく。

現在1日に26,000台の車が通行するこの交差点では渋滞が緩和され、周辺のお店への来客数は設置前と比べて倍増し、町は活性化。
2008年の11月に整備される以前の3年間、この交差点で起きた事故は17件で、設置以降現在までの事故件数はわずか4件と、かなりの成果をあげている様子。

日本でも東日本大震災後、信号機が停電で消えていた時の交差点での譲り合い通行はスムーズだったし、信号がなければコストも下がるし、信号に頼らず「車がきているかどうか」を判断して道路を横断するのも正しい気がするし、信号機がないからこその利点というのは結構大きいのかもしれないね。
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Removing The Traffic Lights
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